誰もが「むし歯」になると気になりますが、「むし歯」の治療の際にかぶせる「金銀パラジウム合金」(金パラ)の値段が激しく変動しています。
誰もが「むし歯」になると気になりますが、「むし歯」の治療の際にかぶせる「金銀パラジウム合金」(金パラ)の値段が激しく変動しています。この「金パラ」は健康保険の対象になるけれども、健康保険から払われる「診療報酬」が実勢価格より低くなってしまうことが多く、歯医者さんたちは「逆ザヤ」にずっと困っています。
2020年3/18に参議院厚労委員会で質問し、当時の厚労省の濱谷(はまや)保険局長から前向きな答弁をもらいました。その直後3/25の中医協(中央社会保険医療協議会(厚労省の審議会))で4月・10月の「随時改定Ⅰ」に加えて、新たに7月・1月の「随時改定Ⅱ」が新設されました。
ただ、いずれの改定も実勢価格とのずれが一定以上ないと改定されません。そこで昨年12/22の中医協では「変動幅に関わらず、3か月ごとに素材価格に応じて年4回改定する」という案が取り上げられました‼
この場で結論は出なかったのですが、厚労省保険局医療課の方によれば、1月以降も引き続き中医協で議論されるとのことです。ご担当の方に、この案をぜひ実現してほしいと要望いたしました。歯科医師の皆さんだけでなく歯の健康を守るために大事なことなので、これからもこの課題について要望を続けていきます。