12/2(水)夕方、「特定失踪者問題調査会」の要請活動に出席しました。

荒木代表ほかから、「拉致（らち）対策の取組みが、政府だけでなく国会もできていない」とお叱りの言葉をいただきました。
衆参議院の「拉致対策特別委員会」での政府質疑が1年半も開かれていないこと、拉致被害者に関する国会決議も最近行われていないのは、荒木代表のご指摘の通りでした。拉致問題は与野党のワクを超えて取り組むべき課題ですから、他党の方々と共に進めて参ります。

一方、「特定失踪者問題調査会」の皆さんは、北朝鮮向けの短波ラジオ放送「しおかぜ」を通して拉致被害者への日本からのメッセージを毎日2時間半放送されています。日本に戻ってこられた曽我ひとみさんの夫・ジェンキンスさんもこの短波放送のことをご存じだったということですので、今も、北朝鮮にいらっしゃる拉致被害者の皆さんに届いているのではないでしょうか（北朝鮮には通信の自由がなく、拉致被害者も含めて北朝鮮の人たちはインターネットにもアクセスできません。ただ、夜になって「壊れたラジオ」を組み立てて短波放送を聞くことならできるのだそうです）。この放送の電波が日本政府の北朝鮮向け放送「ふるさとの風」と一部時間帯、周波数がかさなり聞こえにくくなっている、というご指摘がありました。総務委員会の質疑の中でただしていきたいと考えています。

地元・山形県にも、拉致されたと思われる「特定失踪者」の方が複数いらっしゃいます。粘り強さが必要な取り組みだと思いますが、国会活動を通じて問題解決に向けて尽力したいと考えています。