11/19(木)午後、院内学習会「すべての子どもたちにデートDV教育を」に出席しました。

以前、放送局の番組でDVの問題を取り上げたこともあり、問題意識があったため出席しました。
最初にご講演された山口のり子さんの説明によれば、DVは「力による支配」で力は手段でしかなく「支配」が目的という指摘で、このことは性暴力や痴漢にも当てはまると実感。「男性中心社会」の日本では、学校や社会の中で「男性優位」の「教育」がなされ、男性による女性への暴力は長いこと「暴力」とみなされてこなかった、という日本の男性には耳に痛い分析がありました（学校の先生からも、先輩からも友人からも「男性優位」の考え方が生徒たちにすり込まれてしまう）。
だからこそ、学校教育の中でDVやデートDVの問題を専門家が教え、「ジェンダー平等」の考え方に立ってDVを防ごうという主張をされています。

2015年に国連で採択された「SDGs」（持続可能な開発目標）の17のゴールの１つには「性の平等」が含まれています。私たちの国が世界とともに発展していくためにも、「DV」「デートDV」をあらかじめ防ぐ教育を通じて、男子生徒も女子生徒も「エンパワーメント」（能力開花）していく必要があると考えさせられました。