11/30(木)午後、厚生労働委員会に出席。「大麻取締法・麻薬向精神薬取締法」の改正案に関して参考人の方々に質問しました。
11/30(木)午後、厚生労働委員会に出席。「大麻取締法・麻薬向精神薬取締法」の改正案に関して参考人の方々に質問しました。この改正案で「難治性てんかん」に効く「エピディオレックス」という新薬を国内承認できるようになりますが、新たに大麻の「施用罪」(使用罪)が新設されて大麻の罰則が厳しくなります。
厚生労働省の「エピディオレックス」研究班で研究主任を務められた神経外科の太組(たくみ)一朗教授には、地方都市・過疎地でのてんかん治療・てんかん薬へのアクセスについて質問。
立正大学で刑事学ご専攻の丸山泰弘教授には、アメリカで薬物関連の犯罪を犯した被告人を刑務所ではなく依存症回復プログラムに送る「ドラッグ・コート」(薬物裁判所)という仕組みについての考え方を質問。
薬物などの依存症の当事者による自助グループ「川崎ダルク」の岡﨑重人理事長には、依存症の当事者の皆さんのプライバシーの保護について質問。
最後に、麻の栽培をされている大森さんには、数年前から大麻栽培の規制が厳しくなった面について質問しました。
それぞれご専門の皆さんにご意見を伺い「学び」がありました。薬物などの依存症の方には今でも差別や偏見が残っていて、依存症からの立ち直りのブレーキになっています。依存症はご本人も大変ですが、ご家族も大変。「厳罰に処す」だけでは解決しないと国際会議でも言われています。
来週火曜にも厚生労働委員会にて「大麻取締法改正案」に関連する質問に立ちます。