11/17(金)午後、災害対策特別委員会にて質問。農作物の高温障害と、昨年夏の豪雨で被害を受けて未復旧のJR米坂線について質問しました。
11/17(金)午後、災害対策特別委員会にて質問。農作物の高温障害と、昨年夏の豪雨で被害を受けて未復旧のJR米坂線について質問しました。
最初に尋ねたのは、この夏の農作物の高温障害の対策について。来年以降、仮にまた「酷暑」となっても、「灌水(かんすい)パイプ」で田に水を引いておけば効果があるとJA山形中央青年組織協議会の方から伺って質問。水利施設整備事業というメニューで対応可能という答弁を農水省の整備部長から頂きました(ただし、この事業が適用されるには条件があります、東北地方農政局などにお尋ねください)。
次に尋ねたのは、山形県の米沢駅と新潟県の坂町駅をつなぐローカル線「米坂線」の復旧について。昨年8月の豪雨で鉄橋が崩落するなど多くの被害を受けました。
●今年4月の決算委員会で芳賀の質問に「復旧を原則に」という斉藤国交大臣の答弁をもらいましたが、現状での国交省の復旧に向けた考え方を尋ねました。小鑓(こやり)国交政務官の答弁は「4月に答弁した方針から変わっていない」。
●現在米沢駅~今泉駅の折り返し運転になっていますが、線路自体は今泉駅より先の「羽前椿駅」までつながっています。地元からの声もあり、米沢駅~羽前椿駅の折り返し運転へと伸ばしてもらえないか、と要望。しかし、今泉駅から先、小国・新潟側の信号などの「運転保安設備」が被災しているので運転できないという回答。先に運転保安設備を復旧させて羽前椿駅までの折り返し運転へと伸ばしてほしいと求めました。
●米坂線の復旧費用は「86億円」とJR東日本が発表しています。この復旧費用のうち、損害保険などでJR東日本が受け取る補償はどれだけか質問。「JR東日本は鉄道施設の損害について保険会社と契約している。米坂線の損害について、現時点では保険会社に請求していない」という答弁。「保険の補償金額がいくらなのか」は分からなくても「米坂線の損害について保険に加入している」「損害保険の対象になる」ことは確認できました。
最後にジャーナリスト青山彰久さんの書いた記事を引用しながら質問。鉄道予算への配分を増やしてほしいと要望しました。