米沢市で行われた小出裕章さんの講演会『原発事故から10年 放射能の今とこの国の行方』
10月11日(日)午後は、米沢市で行われた小出裕章さんの講演会『原発事故から10年 放射能の今とこの国の行方』を聞いた。
東日本の多くの県と都を「放射線管理区域」と同じレベルまで汚染した事故から10年。
『原子力非常事態宣言』が今でも続き、法で定められた被爆上限も、20倍に緩められたまま、子供にまで放射線従事者と同じ被爆量を認め、汚染の高い地域でも帰還政策を続けている日本政府。
小出先生の『チェルノブイリ事故の旧ソ連よりも国民の健康を考えない国でいいのか?』の指摘は重い。
かつて、特集を任されズームイン朝で取り上げた
「発ガン性物質による地下水汚染」の取材でお世話になった当時の北大教授吉田文和さんが言われた言葉『「安全基準」は安全だから決められるわけではありません。「社会的要請」によって決まるんです』が、まさに、真実であることを実感している。
本来の日本の放射線被爆の安全基準が、子供たちは言うまでもなく、すべての国民に適用される求めていく。