News ─ ニュース・活動報告 ─

6/23(金)午前に厚労省の障害福祉部の方々に来てもらい、精神科病院の「医療保護入院」「身体拘束」について最近の動きを教えてもらいました。





6/23(金)午前に厚労省の障害福祉部の方々に来てもらい、精神科病院の「医療保護入院」「身体拘束」について最近の動きを教えてもらいました。
昨年12月「精神保健福祉法」改正の際に「精神障がい者」の家族会(全国精神福祉保健会連合会)の方から「医療保護入院」の際の「家族の同意」条項を取り除いてほしいというご要望を頂きました。精神障がい者ご本人とご家族は、何があっても家族は本人の味方でなければならないのですが、「家族の同意」があったことで「医療保護入院」が始まると、ご本人は「家族が同意したせいで自分が精神科病院に入院になった」と反発を持たれ、病院の退院後の関係が非常に悪くなってしまうのです。
また精神科病院での「身体拘束」は、自傷・他傷のおそれがあって、やむをえず行う例もあるとは聞きますが、あくまで「一時的な緊急措置」としなければなりません。「患者」がベッドから動けなくする「人権制限」の処置だからです。けれども、この身体拘束が長く続いたために、お亡くなりになる痛ましい例もあります。この「身体拘束」という「人権制限」について規定しているのが、法律でも政省令でもなく「大臣告示」であること自体も問題なのですが、その「大臣告示」を「改悪」しようという動きもあります。
精神科病院には誰もがお世話になる可能性があるのですから、そこでの患者の扱いに関心を持つことは、誰でも大事なことだと思います。


山形県参議院議員 芳賀道也(はが みちや)

Michiya Haga OFFICIAL SITE