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2/16(木)朝8時スタートの第二部会に出席。児童手当の所得制限撤廃法案(立憲・維新案)、私立学校法、生殖補助医療に関する法律案について説明や議員間協議がありました。








2/16(木)朝8時スタートの第二部会に出席。児童手当の所得制限撤廃法案(立憲・維新案)、私立学校法、生殖補助医療に関する法律案について説明や議員間協議がありました。
児童手当その他の子育て給付の「所得制限撤廃」は国民民主党として「子どもが高校3年生まで」と考えていますが、今日ご説明があった立憲・維新案では「中学3年生まで」になっています。これに関連して舟山やすえさんが「児童手当の『児童』の定義は何才まで?」と鋭い指摘。衆議院法制局の方から「18才まで」と説明がありましたが、立憲・維新案では中学3年「15才」までということになっています。この点では、18才まで所得制限をなくそうという国民民主案は「児童」の定義にも沿ったものになっている訳です。
この部会の最後は「生殖補助医療」関連の法案について超党派の議員連盟の事務局長をされている伊藤たかえさんからご説明。議連で検討されている「たたき台」について説明がありました。この生殖補助医療をめぐる様々な法的問題は、個々人の倫理観や妊娠・出産の考えにも関わるのは確かで、舟山やすえさんはじめ「論点が分かりにくい」「すぐには判断できない」などのご意見もありました。
一方、すでに法律婚の夫婦から「不妊治療」で生まれた子どもはおり、その子が自分の出自について知ろうとするのは当然のことで、この点についても法案に盛り込まれます。独立行政法人で100年間「生殖補助医療」の精子・卵子などの情報を保存するということになっています。
SF小説ですが、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロが書いた『わたしを離さないで』では、近未来の生殖技術で生まれた、「親」のいない子どもたちに焦点が当てられていて、SF小説ではありましたが、子どもたちがその出自を探って英国をあちこちさまよう場面が印象的でした。最新の「生殖補助医療」で生まれた子どもたちが自分の出自を知りたいと思うのは当然のことですし、それに応えられる仕組みづくりはすぐにでも作る必要があると考えています。


山形県参議院議員 芳賀道也(はが みちや)

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