午後3時過ぎより参議院決算委員会で質問。
外務省より海外にいた日本人のうち今も帰国できずにいる方が「50か国に約4000人程度」いて外務省が懸命に保護に当たっているという答弁。半月たった今もペルーには未だに100人以上の日本人が取り残されているという。外務省更なる邦人保護の努力と外国頼みではなく救援機の派遣を求めた。
厚労省には空港でのお粗末な検疫について質問。これが地方での感染拡大の危険を高めていると危険性を指摘して改善を求めました。
4月1日の成田空港では検疫を待つ長い行列が出来ていて、これでは並んでいるうちに感染が起きてしまいます。
厚労省の方の答弁では、検疫官を増員し、また検査の関係の団体の方に依頼してPCR検査体制を大幅に拡充したということでしたので、検疫の現場では改善されていると思います。
次に金融庁の所管大臣として麻生大臣に質問。昨年の消費税増税と新型コロナウイルスで各地の地域経済の冷え込みだけでなく、各地域の銀行や信用金庫などの地方の金融機関も経営が厳しくなっている。本業では半分の地方の金融機関が赤字、金融庁としての対策を尋ねました。
麻生大臣は、鶴岡で慶應大学と連携してクモの糸の繊維を研究して人工生産する「Spiber（スパイバー）株式会社」を例に挙げて、このような新しい技術を持った企業を地域金融機関も応援していく必要があると答弁。私からは山形大学での取り組みを例に挙げて、さらなる「産学金連携」を要請しました。
最後に、森まさこ法務大臣に質問。いくつかの事件報道から「少年犯罪が凶悪化して増えている」という印象を持たれがちですが、実際には少年犯罪も、少年による凶悪犯罪も減っている。現状の少年法についても、少年の更生保護などに機能を果たしていると回答がありました。少年の教育・矯正に大きな効果を挙げている少年法の安易な年齢引き下げ等を行わず、審議会の中立公正な答申を尊重するよう求めました。