4/26(火)あさ、副部会長として政調第一部会を司会。
侮辱（ぶじょく）罪の法定刑を引き上げ、懲役刑・禁固刑を統一して拘禁刑とする刑法改正案について日弁連からご意見を伺い、その後、賛否について党内協議を行いました。こども家庭庁設置法案についても賛否を協議。さらに外務省から３つの条約について説明を受けました。
外務省から説明を受けた中にはＩＬＯ第105号条約があります。強制労働を禁止する条約なのですが、長いこと批准されてきませんでした。
舟山やすえさんが「どうして半世紀もの間批准されてこなかったのか❓」と省庁に対して質問。法務省の担当者からは「諸事情による」ということ以上のお答えはいただけませんでした。昨年の国会で議員立法で公務員がストライキに参加した場合の刑を改めるなどの法改正を実現したために、今回ようやくILO第105号条約批准の動きとなりました。
これまで批准にならなかったのは、日本には公務員の政治的自由やストライキを制約した法律があって「懲役刑」となっていたからです。国家公務員法・地方公務員法ではストライキを「企て、共謀し、そそのかし、若しくはあおった」者に対する懲役刑を定めていたので、条約に抵触していました。政府与党に公務員のストライキの企画・共謀・教唆・扇情の刑を軽くしようという考えがないため、50年以上も放置されてきました。
連合やご関係の皆さんのご尽力によりＩＬＯ第105号条約が批准の動きに至ったことに敬意を表します。